引越しの際の冷蔵庫の処分

引越しをする際に問題になってくるのが、大型家電の処分です。とりわけ冷蔵庫はサイズ、重量ともにトップクラスの家電ですからね、その処分には本当に悩まされます。これがね、引っ越し先でも使い続けていく予定があるのならば、何の問題もありませんよ。だけども、諸々の事情で、引越し先に持ち込めないことがあるじゃないですか。例えば、引っ越し先の間取りに適さなかったり、製品寿命が近かったり、一昔前なら、関東と関西でコンセントの規格が違っていたり・・。とまあ、引っ越しの際には、色々と考えなければならないのです。そんなときに助かるのが、リサイクルショップの存在です。リサイクルショップならば、お金を頂いて不用品を処分できますし、仮に全く価値のない商品だったとしても、無料で引き取ってくれるところもありますからね。めちゃくちゃ便利です。実際、私はリサイクルショップで冷蔵庫を引き取ってもらったことで、荷物大幅に削減することが出来、同時に引っ越し費用もかなり抑えることが出来たのでした。

子供のいない叔父夫婦の遺品整理

私の父方の叔父夫婦には子供がいませんでした。

叔父たちは元気な時は大変きちんとしていたのですが、最後のほうは認知症気味で、物の整理が追い付いていない状況だったようです。

叔母に続いて叔父も亡くなり、空き家となった家を父母と私と弟で片づけることになりました。

そして、遺品整理の日。

まずは明らかなゴミを集め、そのあと、使えそうなものを見つけ出しました。贈答品や時計が一つ二つなどです。でも、使えそうなものはそれだけでした。リサイクル業者に出すほどの量もありません。

服や日用品、趣味の物、アルバム類、すべてはゴミとなりました。

私は様々な紙類を整理していたのですが、手紙やハガキがたくさん出てきました。読む気はなかったのですが、文字がなんとなく目に入ってきてしまいます。手紙というのは個人のプライバシーそのものです。それが、それほど関係の濃くない私の目にとまってしまっていることが、とても悲しいことのように感じました。自分だったら見られたくないと思いました。

叔父が戦時中にシベリアにいた時のことを書いた自分史のような原稿用紙などもありましたが、それも結局は捨てることになりました。その人にとっては大事な歴史も他の人にとってはゴミとなってしまうのです。

人が死ぬと、こういうことが起こってしまう可能性があるんだということを、実感として感じた初めての出来事でした。

今は断捨離ブームです。老前整理などという言葉もよく聞きます。

子供がいる人の場合は大体は子供が遺品整理、片付けをすることになりますが、子供にも見られたくない、自分の中だけにとどめておきたいものもあるでしょう。子供の有無にかかわらず、自分の物の後始末は先送りせず、とにかく始めることが肝心だと思います。

この遺品整理をきっかけに、体も頭もしっかり動く40代、50代のうちに自分の身の回りの物を断捨離し、本当に必要なものを大事にすることが重要だと心から実感しています。

心も体も疲れてしまう遺品の片付けは協力して行ないましょう

遺品の片付けは大変でした。あまり物が無い家だと思っていたのですが、実際片付けてみるとものすごく時間(日数)がかかりました。

1番大変だったものは布団です。リサイクルショップにも売れず、使うにも古いような掛け布団や敷き布団です。

また、生前作っていた着物がたくさんあり、捨てるわけにもいかず処理に困りました。

使い古した布団は、なるべくお金をかけず捨てたかったので、大型ゴミではなく、ハサミで切って無理やりゴミ袋に入れて捨てました。特に、敷き布団は大変でした。

また、生前作っていた着物は、裁縫が得意な方(リメイクを仕事にしていらっしゃる方)が知り合いでいらっしゃいましたので、ポケットティッシュのケースや巾着、敷物などにリメイクして頂き、生前付き合いのあった方や家族で分けあいました。みんなすごく喜んでくれました。

片付けは大変なので、なるべくたくさんの人達で協力しあったた方がいいと思います。今は出張買取もリサイクルショップで行っていますし、千葉県内でもプロの遺品整理士のいる業者を利用したらいいと思います。

遺品整理の際、リサイクルショップをうまく活用しましょう

亡くなった曽祖父は外に出る仕事が多く、大量のスーツを持っていました。

遺品整理の際、そのスーツがクローゼットの一角を占有していました。

ただ、小柄だったのでサイズでいえば男性もののS、オーダーで仕立ててもらったようなものばかりです。家族の男性で着られるサイズではなく、デザインも古かったりしてどうにもなりません。

ただ、ものは良いので安易に捨てるのも憚られました。

まず、よく着ていたお気に入りと思われるものを1着だけ残しました。

全部手放してしまうのもなんだか申し訳なくて、遺影代わりのような感じです。

サイズ的に、着られる人がいないため、誰かにあげることもできませんし、何かにリメイクするというスキルのある人間もいないので、着古して生地が変色したりよれていたりするものは捨てました。

残りはリサイクルショップへと持ち込みました。しっかりしていて捨てるにはもったいないものもあったので、同じようなサイズの人がいて、誰かの役に立ってくれれば良いと思います。

遺品整理をする際は目一杯ものがあり、しかもそれごすぐには使えないもの。こういったものは思わず全部ゴミ袋に詰め込んで捨てたくなりますが、どこかで誰かの役に立つかも、の気持ちでリサイクルショップに持って行くと少し気持ちが楽です。