亡くなった曽祖父は外に出る仕事が多く、大量のスーツを持っていました。
遺品整理の際、そのスーツがクローゼットの一角を占有していました。
ただ、小柄だったのでサイズでいえば男性もののS、オーダーで仕立ててもらったようなものばかりです。家族の男性で着られるサイズではなく、デザインも古かったりしてどうにもなりません。
ただ、ものは良いので安易に捨てるのも憚られました。
まず、よく着ていたお気に入りと思われるものを1着だけ残しました。
全部手放してしまうのもなんだか申し訳なくて、遺影代わりのような感じです。
サイズ的に、着られる人がいないため、誰かにあげることもできませんし、何かにリメイクするというスキルのある人間もいないので、着古して生地が変色したりよれていたりするものは捨てました。
残りはリサイクルショップへと持ち込みました。しっかりしていて捨てるにはもったいないものもあったので、同じようなサイズの人がいて、誰かの役に立ってくれれば良いと思います。
遺品整理をする際は目一杯ものがあり、しかもそれごすぐには使えないもの。こういったものは思わず全部ゴミ袋に詰め込んで捨てたくなりますが、どこかで誰かの役に立つかも、の気持ちでリサイクルショップに持って行くと少し気持ちが楽です。