突然ですが、台所というのは掃除の観点からは伏魔殿とも言えるべき場所です。水回りがあり、火元があるので水垢・油垢・それらの混合垢、という強敵が存在していることもありますが、年代を経たお家の台所となると、棚の中にしまい込まれているモノの数たるや、半端ではありません。ご実家のお母さまが、たくさんの食器を使っており、その上にさらに特別な機会にしか使わない食器・調理器具の類を、山のようにしまいこんでいたという風景に見覚えはありませんか?
これら使わない食器・器具の類は、掃除・片付けの観点からはどうしようもない「不要物」です。こういったものを一年に一度の大掃除できれいにしているようなご家庭では、恐るべき労力をかけているのではないでしょうか。精神的な消耗や疲弊を避ける意味でも、少しずつ処分していきましょう。数年連続して使わなかったもの、贈答品などでもらったものの使い勝手が悪くて出番がないもの、あまりに時代遅れなセンスのブランド食器などは、意識して普段に使うか、あるいはリサイクルショップなどで引き取ってもらってしまったほうが賢明です。