廃品の有効利用とゴミの堆積は紙一重?

30代後半の兼業主婦です。同年代のママ友に、廃品利用の大変上手な女性がいます。例えば彼女は、お菓子のボール箱などをきれいな状態でとっておき、どこか外で食事やおやつを食べる…という際に、そんなボール箱をお弁当箱代わりにして、サンドイッチやおにぎり、手作りケーキなどを携えてやってくるのです。カットフルーツが入ったプラスチック製の小さめの入れ物は、百均などでよく見かける簡易タッパーかと思いきや、「実はお漬物が入っていた」容器だと言います。

私がこういったアイディアに感心してほめ、仲良くなるまで彼女は人見知りをしていました。家が裕福でないのでできるだけあるものを利用し、新しく買わずに済ませているとはいうものの、バレてしまった時が惨めになるから…と打ち明けられました。

もちろん不用品を廃棄することも大切です。彼女も最近、「廃品の有効利用も、実はゴミの堆積と紙一重だ」と言っていました。利用価値を認めて物をストックしておいても、見る人から見ればゴミの積み重ねにしか見えないのではないか、と言うのです。家の中の収納スペースに苦心して片づけているらしいのですが、時々やってくる義母に見つかりはしないかとヒヤヒヤしているそうです。私の目からは、しっかりとモノを有効利用している人なので、そんな風に心配しなければいけないのは残念だなあと思うのですが、例えばミニマリストのような人にとっては「ゴミため」かもしれません。やはり彼女が言うように、紙一重なのです。

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